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どうにもならないもどかしい状況と親友の復活「ゼロの使い魔19巻 始祖の円鏡」

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どうにもならないもどかしい状況と親友の復活「ゼロの使い魔19巻 始祖の円鏡」

ゼロの使い魔 19巻「始祖の円鏡」を
読み終わったので感想です。

前巻は、エルフがルイズやサイト達のいる
ド・オルニエールへ向かってくるところで
終了しました。

今回は当然、エルフが攻め込んでくるところが
メインだろうと予想し読み始めたのですが・・・。

なぜ元素の兄弟が襲ってくる?
個人的な恨みがあるというのは
分からないでもないですが、
闇の世界で生きるプロなら
ただ働きはしないのでは?

実際、最初にサイトを襲ったときにも
ただ働きになるからという理由で
重傷のサイトを見逃しています。

誰かから依頼されたのか、
もしかするとエルフの差し金か
とも思いましたが、どちらも違って
どうも「個人的な恨みがあるから」
という理由のようです。

ちょっと腑に落ちないまま読み進めていると、
そんな内輪もめ(人間同士が戦っていたので
エルフの目線から見ると内輪もめになる)を
見ていたエルフが隙をみてサイトに
眠りの魔法をかけてさらってしまいます。

この元素の兄弟とエルフとの戦いで
何と言っても頼もしかったのはタバサでした。

手練れである元素の兄弟と互角に渡り合う
実力にはホレボレします。

眠ってしまったサイトをさらいに来た
エルフを見つけて攻撃をしかけたのも
タバサでしたから。

奮闘むなしくサイトがさらわれ、
同じタイミングでド・オルニエールに
到着したティファニアも一緒に
さらわれてしまいます。

サイトとティファニアというのは
意外な組み合わせですね。

エルフの国にさらわれる=エルフの国に行く
ということでヤマグチノボル先生、
ハーフエルフのティファニアを選んだのでしょうか。

あとは、とらわれの2人ということで
必然的に関係性が深くなるということで
これまでサイトの恋心を抱いていなかった
ティファニアにしたのでしょう。

ティファニアは未だに使い魔を召喚していないのと、
使える虚無魔法が忘却ぐらいなので
どんな使い魔を召喚するのか、
新しく目覚める虚無魔法はどんなものなのか
非常に気になります。

そろそろティファニアの能力についての
新展開があると期待したのですが
この点については本巻では進展はなく、
次巻以降持ち越しとなりました。

しかしティファニアはけなげでいいですね。
そんなティファニアと2人で拘束されて
明日をも知れない状態なのにサイトは
「ルイズに悲しい思いをさせられない」と
よく希望を失わなかったなと感心しました。

特に「1週間後に心を無くす」という状態になっても
よくルイズを想う気持ちを失わなかったなと思います。

普通なら「心が無くなってしまう前に
せめて一緒にいよう」などというように、
よくティファニアになびかなかったなと。

心を失う薬を飲まされるまさにその時に
サイトとティファニアを助けに現れたのは
意外な人物でした。

そこから逃避行が始まり、海に逃げ込む
まさにそのタイミングで
追手のエルフ・アリィーが現れます。

アリィー達エルフだけでなく
水竜のシャッラールまでもが
サイト達に襲いかかります。

サイトが追い詰められて
まさに危機一髪という場面で
ティファニアに語り掛ける声が
聞こえてきます。

もしやと思ったら、そのもしやの
デルフリンガーが登場!

死んだとばかり思っていたのですが、
サイトが使っている日本刀に
移り変わっていたのですね。

これはうれしい驚きでした。

これからまさに始祖ブリミルに関する
6千年前の謎が明らかになってくる
展開なのでデルフリンガーは
欠かせない存在ですからね。

サイトをさらわれてしまったルイズも
アンリエッタに止められながらも
サイト救出にエルフの国に向かいます。

一人で向かおうとしたルイズですが、
やはりというか、仲間たちが次々と
合流してきます。

この仲間のために戦うという気持ちが
ゼロの使い魔っぽくていいですね。

ルイズ達の描写は残念ながら
エルフの国に向かうところまでで
ストーリーはサイトとティファニア、
デルフリンガー中心で進んでいきます。

エルフの国に囚われたままの
サイトとティファニアはどうなるのか、
救出に向かっているルイズ達は
どこにどう現れてエルフとどう対決するのか、
シャイターン(悪魔)の門はどうも
地球とつながっているようですが
門は開くのか、
ロマリアの狙いは大隆起の解決ではなさそうで
やはりどうにも怪しい、
そして6千年前、始祖ブリミルに何があったのか
残り2巻となりましたが
残った謎が非常に楽しみです。

ゼロの使い魔も19冊を読み終えました。
ここまで正直、長かったなと感じますが
やはり読んでよかったと思える作品です。

残り2冊、じっくり楽しみながら読みたいと思います。

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