新たなヒロインの登場と主人公に起こった以外な出来事
この第8巻では、これまでの巻とは異なる新たな展開を迎えます。
第7巻ではアルビオン軍を止めるため、
サイトはたった一人で7万の軍勢に立ち向かい、
満身創痍の傷を負い、アルビオンに取り残されたところで終わりました。
第8巻では、アルビオンに取り残されたサイトと、
戦死したと伝えられたサイトの安否について揺れ動くルイズの
それぞれについて物語が進みます。
サイト側は、傷を治療してくれた美少女ティファニアと出会います。
そしてガンダールヴの印が消えてしまいます。
しゃべる剣、デルフリンガーによると、一度心臓が止まってしまったときに
死亡したと判断されて、消えてしまったのではとのこと。
体の傷が癒えたサイトは、剣術の修行に励みます。
ガンダールヴの力がなくなってしまい、
誰にも頼らずに日本へ帰るためです。
ルイズは、自分を守るために7万の軍勢に立ち向かったサイトが
戦死したと知らされてふさぎ込んでしまいます。
サイトの生死を確認するために、使い魔を呼び出す
「サモン・サーヴァント」を使うことを思い付きます。
サイトが生きていれば、サモン・サーヴァントは発動しないはずなので。
サイトは一度死亡したと判定されたために
サモン・サーヴァントは発動してしまいます。
これによりルイズはさらに落ち込みふさぎ込みます。
サイトの死を信じられないシエスタとのやり取りにより
「サイトはきっと生きている」と信じ、サイトを探しにアルビオンに旅立ちます。
世界情勢も大きく変化します。
ガリアの参戦により戦争に敗れたアルビオンは、
トリステインとゲルマニアに割譲されます。
戦争の勝因となったガリアは港一つだけです。
一人で修行を続けるサイトは、
女王のアンリエッタの命によりサイトを探しに出たアニエスにあっさりと見つかり、
アニエスから剣の手ほどきを受けることになります。
サイトのいる村にたどり着いたルイズが敵の襲撃を受け、
ピンチになったルイズは使い魔を呼び出す
「サモン・サーヴァント」を唱えます。
サイトは自身の前に現れた鏡を通してルイズの危機を知り、
迷わず助けに向かい、ルイズとシエスタに再会します。
サイトとルイズが再会したところでエピローグに入り、
「使い魔契約を2回行ったサイトはどうなるの?」
「新キャラのティファニアとの関りは?」
「新しく現れた虚無の使い手との関りは?」
「これまでの敵だったアルビオンは戦争により敗れたが、
今後はガリアが新しい敵になるのか?」
などなど、これからの展開が非常に楽しみになる第8巻でした。