読みだしたら寝不足になる「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~」シリーズ
何気なく「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~」を手に取ってから1週間ほど経ちましたでしょうか。
読む手がずっと止まりません。この本のおかげで寝不足が続いています。
本を読んだらできるだけすぐにブログに書くようにと決めていたのですが、書く暇もなく読み進めています。
今は118話まで読み進めているところです。
この第2巻の終わりが19話なので、本の数日で100話近く読み進めたことになります。
続きが気になって気になって仕方がなくて、読む手が全然止まらないんです。
平和だった第2巻「少年期 家庭教師編」
この第2巻は、父親から強制的にロアの街へ家庭教師に出されるところから始まります。
ルーデウスに依存するシルフィを見て、このままルーデウスをブエナ村に置いていてはいけないという判断でロアの街に送り出す訳ですが、後から振り返っても父親のパウロのこの判断は2人にとってとてもよい判断だったと言えるでしょう。
特にシルフィにとっては、「ルーデウスを取り戻すために強くなる」と魔法の練習に打ち込み、ルーデウスの母親のゼニスから治療魔術を習うなど、自立心を芽生えさせながら成長できた時期でした。
そしてルーデウスは、フィットア領主のサウロス・ボレアス・グレイラットの孫であるエリスの家庭教師としてロアの館で生活を始めます。
エリスの暴れっぷりは異常でした。
ルーデウスは、エリスと剣王であるギレーヌに魔法と読み書き等を教えることになりますが、勉強を避けようとする暴れん坊のお嬢様に教えるのには非常に苦労しつつも、創意工夫をして信頼関係を得ていくことに成功します。
エリスは冒険者として活動していたことのあるギレーヌに憧れをもっており、その気持ちをうまい具合に利用して勉強しようという気持ちにさせていく訳ですが、その過程がなかなかに面白いです。
子供の教育にもそのまま使えそうです。
エリスからの信頼感を得るという意味では、エリスの10歳の誕生日が一番の転機になったと言えるでしょう。
5歳、10歳、15歳という誕生日は非常に重要で、フィットア領主の孫であるエリスの10歳の誕生日も盛大なものになります。
誕生日のパーティーで、主役であるエリスはダンスを披露する必要がありますが、どうにも上手くできません。
上手くできないので練習も投げ出してしまいます。
ルーデウスは、とても大切な10歳の誕生日パーティーでダンスができずに恥をかくようなことがあるとエリスがかわいそうと、ダンスの練習に付き合います。
エリスがなぜダンスが上手くできないのかということを見抜き、得意な剣術の練習方法を取り入れて見事に踊らせてしまうルーデウスのやり方は痛快でした。
誕生日パーティーのダンス本番でも、エリスの緊張を解きほぐして見事に成功させます。
エリスのルーデウスに対する信頼感がグッと上がった瞬間です。サウロスも大いに気に入ります。
ロアの館での平和な日常が続き、ルーデウスは10歳の誕生日を迎えます。
この10歳の誕生日に、ボレアス家から「傲慢なる水竜王(アクアハーティア)」をもらいます。
この傲慢なる水竜王(アクアハーティア)の試し打ちも兼ねて、ロアの郊外にエリスとギレーヌと共に向かい水の聖級魔法を打とうとしていると、空の様子がおかしいことに気が付きます。
そこに突然現れたペルギウス配下のアルマンフィ。
ギレーヌと押し問答をするアルマンフィ。こちらは無関係と説明したところで、突然上空で光が広がり、光に飲み込まれる3人。
そしてフィットア領が消失します。
あまりの急展開に驚くしかありませんでした。エリスの信頼を勝ち取りつつある中での急展開。
ルーデウスは、エリスはどうなるのでしょうか?