第二章 屋敷の一週間編の前半部分、
ロズワール邸での一週間を死に戻りして繰り返します。
屋敷の一週間編の問題提起編になりますね。
ロズワールの屋敷で双子のメイド「ラム」と「レム」と働きながら
幸せな生活を送りつつあったところ、意図しないところから死に戻りが起き
屋敷での一週間を繰り返す生活が始まります。
「死に戻り」が本作Re:ゼロから始める異世界生活の重要な設定
(主人公の唯一の特殊能力)なので、スバルは何度も死にます。
第一章と同じように、そのほとんどの原因が殺されることなので
文字通り殺されるほどの恐怖を何度も体験します。
こういう設定だから仕方がないとはいえ、
主人公のスバル、可哀想過ぎます。
気が付けば異世界転生していて、話す言葉は通じるが
文字は読めない、
お金は持っていない、
転生された世界の知識も全くない、
魔法も使えない、
武力があるわけではない、
特殊能力は唯一「死に戻り」だけという状況です。
何度も死んで(ほとんど殺されて)
やり直して回りを巻き込みながら
何とか状況を好転させようと奮闘します。
実際に殺されてしまう訳ですから、
その恐怖は計り知れません。
殺されたら(死んだら)人生終わりで、
それ以降その恐怖を味わうことはありませんが、
死に戻りですから文字通り死ぬほどの恐怖を何度も体験することになる訳ですね・・・。
こんな恐怖を何度も体験すれば精神は崩壊してしまうでしょう。
実際このRe:ゼロから始める異世界生活の第2巻では一度精神が崩壊するような状況になってしまいます。
あとがきで著者の長月達平さんが書かれていますが、
本作品はごく普通の少年がヒロインを助ける物語にしたいと着想されたそうで、
主人公に持たせる特殊能力として死に戻りを思いついたそうです。
異世界転生+タイムリープという
特殊能力のない主人公が失敗してしまった結果(死んでしまう)死に戻りして
失敗した時の記憶しか残っていない状況で回りの力を借りることで
状況を好転させようとするというところが本作品の面白さになっています。
アニメは最終話まで見てしまい、この先のあらすじも分かっているので
しばらくはアニメを復習しながら読み進めることになりますが、
アニメの最終話以降もRe:ゼロから始める異世界生活の物語は進んでいくようなので
これからも非常に楽しみです(まだだいぶ先になりそうですが)。
まずはアニメの最終話まで小説を読み進めてみようと思います。
アニメでハマった方には私が言うまでもなく原作はおススメです!